「平成」という年に何を思いますか?
実は、数分前まで意識していませんでした。
YouTubeで素敵な曲を見つけ、それに対してのコメント欄がまた素敵で、
その中に「平成最後の夏」というワードを見つけたとき、
ハッとしました。
今、平成最後の夏を過ごしているんですね。
夏といえば、春夏秋冬の中でもたくさんの思い出作りができる年。
年をとれば、ノスタルジックな思い出がつまった季節としてグッとくるものがあったりします。
私にとっての「平成」ってどんな年だったのかを改めて思い出してみました。
それは「新しい家族」との人生の始まりであり、
「子育て」の人生の始まりと終わり、だと気が付きました。
昭和最後の年、元号が変わることにより職場での事務手続きが話題になった年。
「昭和63年生まれ、昭和64年生まれ、平成元年生まれ」が混在する年。
独身だった私にとっては、まだ若かったこともあり感傷に浸ることなく、なんの疑問ももたず
「なんだか、年をとる感じだね」と、世の仕組みに組み込まれて行きました。
昭和生まれで、戦争を体験してきた世代の人にとってどんな気持ちだったのだろう、など
寄りそう考えも思い浮かばす。
そんな自分も50代半ばを過ぎて、多少なりとも辛いことも経験しました。
平成時代は、自分を成長させてくれた時代だと今更ながら気が付きました。
平成3年春に結婚、自分の家族ができて、
平成5年に息子が生まれ、無我夢中の子育て。
実家の親兄弟たちもみな元気で、自分を中心に考えると黄金期ですね。
楽しかったこと、嬉しかったこと、
悲しかったこと、辛かったこと、
いろんなことを含めての黄金期。
そして来年、平成31年4月30日で「平成時代」が終わります。
順当にいけば、息子は社会人となって羽ばたいています。
ここでようやく「親」としての荷が下りるでしょう。
「平成」という言葉から感じる優しいイメージとは裏腹に
私にとっては激動の「平成」だったんだなあと、改めて思いました。
平成最後の夏、
長年勤めた職場を退職したのも、単なる偶然ではないような気がしてきました。
人それぞれには、人それぞれの人生のレールがあって、
乗車・降車を繰り返しながら目的地へ向かって走っていると、改めて気づかされました。
今、平成時代が終わりに近づく中で、途中下車をしている私。
次の目的地を模索中です。
どこに行こうかしら・・・。